メカノバイオロジー 

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マルチパターンセルストレッチ装置


 
 

心臓にかかる血行動態の負荷が増大すると、心肥大を引き起こし、心不全へと発展します。しかし、心不全に至るメカノバイオロジーのメカニズムには不明な点が多く残されています。
 
我々は、これらの点を明らかにするために、健常者のiPS細胞から分化させた心筋細胞と心疾患患者の心筋細胞の力学的ストレス応答の違いを調べています。しかし、どの程度の強さの伸展刺激を与えるのが適切かは不明です。また、機械的ストレス応答を解析する場合、心筋細胞への負荷や形態の履歴データをリアルタイムで記録し、それらのデータと伸展後に得られる遺伝子発現情報を結びつけることが有効です。
 
そこで、我々は複数のひずみ比の適用とリアルタイム観察が可能な細胞伸展システムを開発しました。ウェル幅と伸張変位を変えることで、4~12%の複数のひずみ領域を実現。播種3日後のiPS心筋細胞の伸展をリアルタイムで観察できることを実証しました。

機械医療機器

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